いつもの自分を出せず

日本シリーズ、横浜1-10ソフトバンク
 初回に2四球でチャンスをもらうも無得点。
 先発井納は、初回に安打と犠打でピンチ
 を作り、タイムリー2ベースを浴びて
 1点を先制される。
 2回には2ランを浴び追加点を与えてしまう。
 打線は5回に反撃、エラーと安打で1,3塁
 とし、桑原の内野ゴロ間に1点を返すも
 直後に四球と盗塁、悪送球でノーアウト
 3塁として、タイムリーを打たれて、
 あっさり失点。さらに四球と安打で満塁
 として井納は降板。
 井納「ブルペンでは調子が良かったですが、
 インサイドに投げきれず、ストライクを
 取ることができず、自分で苦しくして
 しまいました。また先頭打者の出塁を
 許すことが多く、味方が点を取って
 くれた後も先頭打者を四球で出塁させ、
 ビッグイニングにつなげてしまいました。
 先発の役割を果たせず申し訳ないです」
 ラミレス監督「あの四球は試合を決めた
 一つ。先制されたのも反省点だし、申し
 訳ないじゃ済まされない」
 代わった田中健二朗が2つの押出四球に
 2本の2点タイムリーで、この回7失点して
 勝負あり。
 大一番でピンチでマウンドに上がった
 のだから、仕方ない。
 きっと、次はおさえてくれるでしょう。
 6回は須田、7回は平田、8回は砂田が
 三者凡退におさえるも、流れは戻らず、
 打線は、ランナーこそ出すものの、後が
 続かず、自力がそのまま出て完敗。
 桑原、ロペス、筒香、宮崎が無安打。
 9回に細川が日本シリーズ初打席初安打。
 ラミレス監督「序盤に早く点を取ること
 が鍵だったが、それができなかった。
 こういう特別な雰囲気の試合。人間なの
 でナーバスになることもある。そうする
 といつもの自分になれない、出せない。
 普段は振っているようなボールを、見逃
 してしまったり」「多くの選手が日本
 シリーズを経験できたのは良かった。
 しっかり切り替えて明日ベストを尽く
 したい」
 大差がつき、プレッシャー無く自分の
 投球をした須田、平田、砂田が1本の
 安打も打たれなかった。
 投手陣は、気負うこと無く自分の投球を
 すれば、おさえられる。
 CSも初戦以外は全勝なので、同様の展開
 を期待したい。
筒香「日本で今、1軍で試合ができるのは
 2チームだけ。幸せなこと」「不安は全く
 ない。トータルで4つ勝てば決まり。
 4つ勝つことだけを目指したい」
 2004年から本格的に応援してきたが、
 9月そこそこで終戦していたことを考え
 れば、11月まで戦えるのは、ファンと
 しても幸せなことだ。
○福岡出身の今永「口には出してこなかった
 けど、地元の福岡ソフトバンクと日本シリ
 ーズで戦うことはぼくの一つの夢だったん
 です。なんか、わくわくしますね」
○ドラフト6位 寺田「野球のセンスや才能が
 なくても、武器があればプロでも通用する
 ことを証明したい」「変な投げ方だけど、
 バッターを翻弄して、ゆくゆくは気持ちで
 勝負できるピッチャーになりたい」
 三重 伊勢高では控え投手。筑波大でも3年
 までベンチ入りできず、「4年になって敗戦
 処理で投げたりしたが、レギュラーには
 ほど遠かった」
 石川MSに入ってチームの守護神に成長した。