しっかり受け止めて

○三浦監督「今月の一文字は 受 です。
 借金13で最下位という前半戦の結果をしっかり
 受け止めて、五輪期間中にどうしていくか。
 監督、コーチ、選手全員で考えて振り返る
 ことが必要。もっと何かできたことがあった
 のではないか。受け止めた後、各個人がどう
 行動に移していくか、また後半戦チームとして
 どう戦っていくかが大切だと思います。
 けが人が多く出たのは予想外でした。
 プレー中のけがは仕方ない部分はありますが、
 二遊間の倉本、柴田が同時期に離脱したことは
 痛かったです。その中で大和はしっかりカバー
 してくれました。ショートだけではなくセカンド
 を守ったり、どの打順でも対応してくれました。
 大和自身いろんな思いがあると思いますが、
 それを表に出さず黙々とチームのためにやって
 くれて助かりました。
 外国人の合流が遅れ、シーズン序盤に出場機会
 が増えた選手もいました。その中で新人の牧は、
 オープン戦から結果を出し、努力と対応力で
 ポジションをつかみ取りました。外国人選手が
 合流しても試合に出続け結果を残してくれました。
 伊藤光、山本もチームの連勝に貢献してくれ
 ました。桑原も苦い経験をしたけど、持ち前の
 元気でチームを引っ張ってくれています。
 試合に出ていなくても高城はベンチで元気に
 声をだして雰囲気をつくってくれて、チームを
 鼓舞してくれています。
 投手陣は、失点403、防御率4・48はリーグ
 ワーストでした。特に先発陣がなかなかゲーム
 を作れない試合が多かったと。6,7月は先発が
 5回以上投げられた試合が多くしっかり戦えて
 いた。規定投球回数に現時点で達している投手
 がいませんが、2、3人は出てこないといけない。
 阪口、京山らも成長していますが、期待値が
 大きいだけに物足りなさも同時に感じてます。
 もっとできる投手たちだと思ってますから。
 いよいよ東京オリンピックが始まります。
 自分はアテネオリンピックに出場させてもら
 いました。初めてマウンドに上がったのが
 イタリア戦で、スタンドにほとんど人がいま
 せんでしたが、とても興奮して投げたのを
 覚えています。投げ終わってから興奮のあまり
 頭が痛くなりました。これが日の丸の重みか
 と感じた瞬間でした。この経験は野球でも
 人生でも財産になってます。当時のユニホーム
 に監督、コーチ、選手全員にサインを書いて
 もらって、銅メダルと一緒に家に飾って
 あります。本拠地の横浜スタジアムで活躍する
 康晃やアメリカ代表のオースティンを楽しみに
 してます。オースティンには悪いけれど、
 日本が金メダルを取ってアメリカは銀メダル。
 ヨロシク」
○山本、森、知野、宮本、細川が2軍に帯同。
○三浦監督「後半戦はまだどういうメンバーで
 とはハッキリ決めていないので、この1か月
 の間でしっかり見て決めていきたいと思って
 います」