イライラしてしまった

○中畑監督、本拠地開幕戦で試合前に「栄光の架け橋を
 歌ってほしい。去年はビデオメッセージを送って
 もらったけど、やっぱり球場で歌ってほしい」
○韓国ネクセンとの練習試合。
 井納が先発し、4回を2安打無失点。
 3回までは完全に抑えたが、4回は何度も打席を外す
 相手打者にじらされ、連打を浴びた。
 「結果的にゼロに抑えたことができたのでよかったけど、
 立ち上がりはテンポを意識しすぎてフォームが崩れた。
 最後はバッターに何度も打席を外されてイライラして
 しまった。試合で出ないように、心も鍛えていきたい」
 「投球のテンポは悪くなかったと思うし、ボールも
 よかった」
 中畑監督「彼本来の、テンポよくストライクを先行する
 ピッチング内容は、頼もしく感じた。侍ジャパン
 選ばれた自覚をしっかりと持ちながら、3月の試合に
 向けて早い仕上がりを見せてくれている」
 「ストライク先行で頼もしかった。早い仕上がりを
 見せているね」
 三浦が2番手として登板し、本塁打を許したが
 2回1安打1失点。
 「ホームランは外の真っすぐ。甘かった。一発打たれ
 たら、闘争心が沸く。悔しい気持ちがもっともっと
 出てこないと。気持ちがカッとなることがピッチャー
 には必要」
 中畑監督「ここぞというときに全てのボールで打ち
 取れる投球術はさすが」
 柿田が3番手で登板し、2ランを浴びるなど2回を
 4安打2失点。「出直しです。この結果じゃ残れない」
 中畑監督「先発での争いは厳しい。いいボールと悪い
 ボールがはっきりしていた」
 筒香嘉智外野手が3安打3打点も、内野安打を放った際
 に一塁手と交錯し、右手首を痛めて途中交代。
 「大丈夫です。たぶんグラウンドに手をついたときに
 痛めたと思います」
 中畑監督「序盤の点のほしいところで、2死からチーム
 の勢いを止めないバッティング。2打席目は追い込まれ
 てからフォークをタイムリー。その後、ケガをしたけど、
 たいしたことはなくてよかった」
 ドラフト3位の倉本寿彦、5位の山下幸輝が揃って結果
 を残した。
 「7番・DH」でスタメン出場した倉本は、2回にタイムリ
 を放ち、5回の3打席目もヒット。8回にも安打で
 5打数3安打、1打点と結果を残し、開幕スタメンに
 また一歩近づいた。
 石川に代わり途中出場した山下も、6回の1打席目で
 レフト前にポトリと落ちるヒット。7回の2打席目は、
 タイムリー2ベースを放ち、こちらも2打数2安打、
 1打点。
 山下「これくらいアピールしないと。きょうのヒット
 は開幕スタメンにつながると思う」「最初は開幕1軍が
 目標だったけど、今は開幕スタメンを取らなきゃいけ
 ないと思っている」
 中畑監督「出塁する、決めにいく、追い込まれて
 からの打撃、いろんな形で自分の力をアピールして
 くれている。すごく打席を楽しみにさせてくれる。
 度胸があるし、動じない。どこまで褒めていいか
 分からない」「倉本は思い切りがいい。ムシキング
 シーズンで使ったら3割打つんじゃないの、という
 雰囲気がある」
 試合は11-3で快勝。
○右肘に張りの三上が精密検査を受け、2軍でノースロー
 調整となり、開幕までに間に合うか微妙な状況。
 三上「投げられないことはないが、1年間戦力になるように
 しないと。初めての箇所なので治すことに集中したい」
○ロペスについて球団関係者「言いたくはないけど相手は
 ウチの弱体投手陣でしょ。特に高橋尚は昨季はコテンパン
 だった。お得意さまを失った格好のロペスがどこまで
 打てるか」